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1974 年長野県上田市生まれ。社団法人住まい選びコンシェル ジュ協会代表理事。自分と相手がともに満足し、また社会貢献も できるのがよい商売であるという、近江商人の心得をいった「三 方善し」の精神に忠実な生き方を目指している。自然豊かな信州 の山里で幼少期を過ごす。澄んだ星空を眺めているうちに自然と 宇宙空間から地球を俯瞰する視点が身に付き、長期的かつ広域的 な視野で物事の本質を思考するようになる。学生時代は野宿をし ながら東京から京都まで 2 週間かけて歩いたり、環境省のアルバ イトで毎年夏の 1 カ月間、富士山頂をはじめとした全国の国立公 園に滞在してゴミ拾いをする。卒業後はバックパックでドイツを はじめとしたヨーロッパを数カ月間、周遊して欧州の美しい都市 景観や建築様式を視察し、また優れた環境行政に感銘を受ける。帰国後、東京都および横浜市で 10 年間、公務 に従事して都市計画部局を歴任。その後は東京と鎌倉の資産運用会社で 6 年間勤務し日本人にとって不動産は資 産の大部分を占めるものであり、適正な取得と管理の重要性を実感する。その最中の 2011 年 3 月、東日本大震 災で多くの不動産が災害に見舞われた現場を目の当たりにした際「まさかこんなことになるなんて」という住民 の方々の言葉に、地盤の強弱や災害リスクといった不動産選びの際の基本的な知識や情報が欠落している状況に 気づく。そこで、これまでの公務と民間の経験を活かし、正しい不動産知識の普及啓蒙をする必要性を痛切に感 じて、社団法人設立。活動の柱である個人向けの不動産相談やセミナーは、住み替えを適切な好評を博し、週末 は数カ月先まで予約が埋まっている状況。また平行して企業向けの研修や経営コンサルタントを通じて、顧客本 位の経営者や営業マンの育成にも力を入れている。このように、個人に対する適切な不動産知識の普及啓蒙と、 法人に向けた人としてあるべき商教育の普及を実践することを通じて、日本全国どこの不動産会社やハウスメー カーに行っても、顧客本位の適切な不動産情報の開示とマッチングが受けられる世の中を目指し、不動産・建築 業界の健全化に向けた取り組みに注力している。また、子や孫の世代が今よりも平和な世の中であることを願い、 社団法人に蓄積する余剰利益は積極的に世の中にお返ししていくスタンスを貫いていて、世界平和活動に貢献し ている NPO 団体や、自然保全活動団体に寄付や支援を行っている。