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1960 年生まれ。奈良女子大学卒業。2003 年、夫の海外赴任で滞在していた ヨーロッパで、日本人としてはじめてヘルマンハープに出会う。ヘルマンハー プ開発者のヘルマン・フェー氏より日本でのヘルマンハープの普及事業を一 任されて 2004 年に帰国。 以来、日本ヘルマンハープ振興会会長として、音楽と福祉をつなぐヘルマン ハープでの日独交流、そしてヘルマンハープでの生涯教育を推進している。 世界で初めてヘルマンハープの体系的な奏法を開発。2012年に音楽之友社か ら出版した奏法指導書『ヘルマンハープの奏法〈基礎編〉』(梶原千沙都著) はヘルマンハープの愛好者から絶大な信頼を得ている。ドイツ本国にもなかっ たヘルマンハープの奏法基礎を開発し、ヘルマンハープの演奏を豊かな音楽表現の可能な芸術楽器へと導いた功績は本国ドイツでも 高く評価されている。 ヘルマンハープのソロ奏者としても、梶原千沙都の美しい弾き方と音楽表現は観客を魅了し、ドイツ本国の指導者たちからも「現在、 世界最高のヘルマンハープ・ソロ奏者」と言われている。また、ヘルマンハープでの弾き歌いや障がいのある人に寄りそう歌のあり 方が高い評価を得て、2010 年にヘルマンハープ開発者のヘルマン・フェー氏より「ヘルマンハープ歌手」の称号を授与される。 これまでの活動は「NHK ラジオ深夜便」や読売新聞の『顔』、日本経済新聞『文化欄』など多数のメディアで取り上げられ、2019 年現在、 4500 人以上の人が楽しむヘルマンハープの世界が全国に広がっている。 ヘルマンハープの指導者、奏者、また事業家として、ひとりの主婦が日本で切り開いたヘルマンハープの世界が注目されている。