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オペ室の灯が消えるまで

オペ室の灯が消えるまで

~勤務医三千例の記録~

米山 芳夫 
慶應義塾大学医学部を卒業して佐野厚生総合病院に勤務しました。その後、国立療養所村山病院、福生病院、防衛医科大学病院に勤務し、義父の後を継いで開業しました。勤務医時代はオペばかりしていました。生まれつき左利きだったのですが、父親が上手に私を右利きに矯正しました。今でも左手のほうが器用に動きます。オペのときは両手で別々の作業ができましたので、教授が驚いていました。本書では勤務医の実態を書きましたが、勤務医というのがどういう仕事なのか、多少の参考になれば嬉しいです。ただ、勤務医の実態は大学によってかなり異なります。医者の世界が一般以上に学歴偏重だということは知っておかれたほうがいいと思います。
本著目次 序章(はじめに)
定価:1400円
  • サイズ:13 x 0.79 x 18.8 cm
  • 頁数:128
  • 発刊日:2026/02/09
  • ISBN:978-4867396087
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著者紹介

米山 芳夫

私は1954年の日本の高度経済成長の初期に生まれました。敗戦の傷が癒え、日本が急速に成長した時代です。1964 年に東京オリンピックがあり、日本 中が盛り上がりました。世の中が急速に良くなり、これがいつまでも続くと誰も信じて疑いませんでした。1990 年代に景気が悪化し、日本がこれほど厳しい時代を過ごすことになるとは誰も予想していませんでした。現代のキーワードは「自己中心」「拝金主義」だといわれています。医者は本来、困っている人を助ける奉仕的な仕事です。私は医者という知識と経験をこの本を書くことによって、少しでもほかの人たちと共有することを願っています。医者の世界というと、山崎豊子さんが書かれた『白い巨塔』が有名ですが、実際の医者の世界には「財前五郎」も「里見修二」のような医者も存在しません。実際の医者はもっと単純で、善良です。私は医者になるつもりはまったくありませんでしたが、正積兄が私の性格を見抜いて医学部を勧めてくれました。今にして思えば、最善の選択だったと思い、兄には心から感謝しています。